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展示のご案内

ジオラマ

やんばるの森の源流から河口のマングローブ林までの生態系を模したジオラマです

ヤンバルクイナ クイナ科

ヤンバルクイナ クイナ科

全長約31cm。1981年に発見された新種の鳥で、沖縄本島北部地域だけに生息します。 飛ぶことはできず地上を走り回り、夜間は樹上で眠ります。 近年、捨て猫やマングースに襲われたり車にひかれたりする事故も増加して 個体数が減り絶滅が危惧されています。国指定天然記念物です。

ノグチゲラ キツツキ科

ノグチゲラ キツツキ科

全長約31cm。沖縄本島北部地域だけに生息します。 雄と幼鳥の頭は赤く雌は黒色。木に穴を掘って巣を作り子育てします。 特別天然記念物。沖縄県の県鳥、東村の村鳥です。 近年個体数が減り絶滅が危惧されています。

シロハラクイナ クイナ科

シロハラクイナ クイナ科

全長約33cm。上面は黒褐色で顔から下面は白色、くちばしと脚は淡い黄緑色、 くちばしの付け根は赤色です。4月の繁殖期にはコォー、コォーと大きな声で鳴きます。 河川や水田のような水辺で生活し泳ぎも得意です。

リュウキュウイノシシ イノシシ科

リュウキュウイノシシ イノシシ科

本土に生息するニホンイノシシの亜種。ニホンイノシシに比べると小型です。 基本的に昼間活動しますが夜間に観察されることもあります。 雑食性で春と秋の二度繁殖します。 方言名ヤマシシ。

カワセミ カワセミ科

カワセミ カワセミ科

全長約17cm。頭部から上面は青緑色、背の中央部から上尾筒は鮮やかな青色、耳羽の後ろと 喉は白く、胸から腹は赤褐色。雄のくちばしは黒く雌の下嘴は赤味がかかります。 水中にダイビングして小魚やテナガエビを補食します。 沢の土手に50cmほどの穴を掘り巣を作ります。

ゴイサギ サギ科

ゴイサギ サギ科

全長約58cm。幼鳥は全身褐色で星状の斑紋があることからホシゴイとも呼ばれます。 夕方からガァッと飛びながら鳴くので方言でユーガラサーと呼ばれています。

コサギ サギ科

コサギ サギ科

全長約61cm。全体が白色でくちばしは黒くて長く、脚も黒い。 眼先と脚指は黄色、夏羽は後頭に2本の長い冠羽がみられます。 河川、水田、干潟で小魚を捜している姿が普通に見られます。

ヤツガシラ ヤツガシラ科

ヤツガシラ ヤツガシラ科

全長26cm。頭部から上背、胸にかけて黄褐色、翼と尾は黒褐色で大きな白斑があります。 頭に冠羽があり、驚くと扇状に立てます。 芝生や草地に降りて細長いくちばしで落ち葉に隠れている虫を補食します。 県内では春と秋の渡りの時期に見られます。

ミナミトビハゼ (展示資料はレプリカ)

ミナミトビハゼ (展示資料はレプリカ)

方言名トントンミー。目が飛び出ており、水面から目だけを出して周りを見ています。 河口、マングローブ帯の泥底に生息し、満潮時は陸地に移動します。 胸びれを使ってはうようにして移動し、驚くと尾びれで土や水面をけり水切り石のように とんでいきます。

イボイモリ イモリ科 (レプリカ)

イボイモリ イモリ科 (レプリカ)

イモリの仲間ですが成長してからは全く水の中に入らず、 水中生活をするのは幼生の時期だけです。 古代から変わらない姿をしているため「生きる化石」と言われています。 県指定天然記念物。

イシカワガエル アカガエル科 (レプリカ)

イシカワガエル アカガエル科 (レプリカ)

全長約8.8~11.7cm。イタジイ林内の渓流環境の上流域に生息する。 一見派手な色彩ですが実際には茂みや苔むした岩などに埋没して 高いカモフラージュ効果があります。一年で最も寒い1~2月に繁殖します。 県指定天然記念物。

ナミエガエル アカガエル科 (レプリカ)

ナミエガエル アカガエル科 (レプリカ)

全長約7.2~11.7cm。沖縄本島北部地域だけに生息します。渓流環境を好み、 よく流れの中にいます。そのような環境では周囲にとけ込み目立たない色彩を しています。4月下旬~6月下旬に繁殖します。 県指定天然記念物。

参考文献
山と渓谷社「日本の野鳥」、沖縄野鳥研究会編「沖縄の野鳥」

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