当博物館に展示している生活民具の一部をご紹介します
蝿を捕る道具です。真ん中にエサを置き、蝿をおびき寄せ、 器に入れた石けん水に蝿が落ちて出られなくなる。というしくみです。
生活のための水をためておく瓶です。ミジガーミ(水瓶)とも言います。 水汲みは大事な、そして女性の仕事でした。
酒や味噌や穀物や豆などを入れて保存していました。 マカイ(椀)をかぶせてフタにすることもありました。
中心の水抜き穴に布をつめ、水をためてイモを入れ、足で洗いました。
ウワー(豚)のエサ入れです。木製のものとセメント製のものがあります。 昔は多くの家で豚を飼っていました。
灯油のランプです。昔はこれが照明でした。つり下げたり置いて使います。 小さい物で勉強机に置く勉強ランプもあります。
現在の電気アイロンと違い、焼いた炭を入れて熱をとるアイロンです。
耳のついた壺です。正月につぶした豚の脂(ラード)をいれて 台所につり下げておいて必要に応じて使います。 アンダガーミ(脂瓶)とも言います。
トーフを作る臼です。 トーフウーキ(豆腐桶)の上にアジマー(十字型の台木)をのせ、 その上に臼を置きます。臼を回して大豆をすりつぶし、桶で受けます。 桶に集めた大豆をトーフバク(豆腐箱)にいれて豆腐を作ります。